お絵かきツール"Colone.draw"リリース
Webから快適に描けてすぐツイートできるお絵かきツールColone.drawをリリースしました。
TL; DR
前回、オープンソースなリアルタイムチャットシステム "respass" を3週間で作った から1ヶ月弱経ちましたが、今度はお絵かきツールColone.drawを作りました。
記事等で正式には紹介していないものの、βリリースとして7月末から公開しており、ユーザーのフィードバックを確認しつつ微調整をしていました。当初は公開まで3週間程度かかる見通しでしたが、@seanchas_t が以前お絵かきツールを作った経験が手伝い、着手からβリリースまで1週間で到達することが出来ました。
コンセプト
開いてすぐ描ける
アカウント作成やキャンバスの設定をする必要がなく、ページを開いてすぐに描き始めることが出来ます。
Twitter投稿
Twitter認証をすることで、Twitter投稿が可能です。キャンバスサイズはTwitter投稿に最適な大きさとなっています。
わかりやすくシンプルなUI
respass同様、誰もが一目見て使い方を理解できるモダンなUIを実現するために、無駄を省き可能な限りシンプルでクリアなデザインとしました。
キーボードショートカット
ctrl+Z、ctrl+Yの他、"0-9"で不透明度の変更、"]"および"["でブラシの拡大縮小、altキーでスポイトの一時選択が可能です。また"B"でブラシ、"E"で消しゴム、"D"でスポイトを選択できます。
開発にあたって
前回の課題
- issueに対する優先順位付けができていなかった
- リモート開発には限界がある
上記への改善策
Trelloの使い方を改善する
Trelloについては、シンプルなタスク管理ツールとしての利用に止めるほうが効率的という見解に至りました。ラベリングを廃止し、TASK・DOING・ DONEの区分だけを残しました。このチームに開発可能な人間は2人しか居ないため、全てのTASKは2人がこなすことになります。担当箇所も重複しているため、優先度が低いTASK=やらないもの=Archiveするもの となります。従って、少数チームの場合はissueを優先順位付けして管理すること自体が不要という見解です。
週に2回程度対面での打ち合わせを導入した
上記の極端にシンプルなタスク管理を運用するためには、TASKについて綿密に打ち合わせる必要があります。週に2回程度、雑談も含めて3時間前後の長めの打ち合わせを行っています。同時にプロダクトの見通しが共有されることで、コミュニケーションロスを防ぐことが出来るようになりました。
タスク管理等、チームの運営にかかわる課題は今後も改善を繰り返し、より良い方法を模索していきます。
その他
- 前回と同様、バックエンドとフロントエンドをTypeScriptで構築しました。
- フロントエンドも前回と同様に全面的にReactを用いました。
- フロントエンドとバックエンドを同一のコードベースで運用するためのコード資産が形成されていたため、効率的な開発でした。
- したがって開発期間は実質2週間もかかっていません。
- サービスの性質上、楽しみながら早めのドッグフーディングが出来ました。
- 前述のとおりβリリースを行うことで、ユーザーからのフィードバックを確認し、カラーピッカーやキーボードショートカット等の機能を大幅に改善することが出来ました。
連絡先
sketchglass.team@gmail.com